プレスリリース集PRESS RELEASE

【ヤマハ調査】小学生の子どもをもつ親の約8割が学校での環境教育として、「環境に配慮した教材」を希望

ヤマハ株式会社は、小学生の子どもをもつ全国の男女を対象に「新しいモノの選び方と環境教育」に関する調査を実施しました。

近年、政府や自治体だけでなく、企業も環境問題への社会的責任や社会的役割が求められており、今回の調査結果からも、生活者の環境問題への関心の高さと、学校での環境教育や環境に配慮した教材の導入を希望する声が浮き彫りになりました。

ヤマハ株式会社はグループ全体として、環境課題を経営の重要課題と捉え、「ヤマハグループ環境方針」のもと、よりよい地球環境の保全に誠実かつ継続的に取り組んでいます。その一部として、楽器事業活動においては、環境に配慮した「サステナブル(持続可能)な未来の楽器づくり」を中長期的に推進し、製品の開発や普及促進を通じて、社会全体の環境負荷低減に貢献していく考えです。

環境問題への関心が高く、環境に配慮した商品に対しても8割以上が好印象

今回の調査では、小学校での環境教育に対する親の意識も明らかにするため、小学生の子どもをもつ全国の男女を対象としました。まず環境問題への関心については、64.8%と半数以上の方が「関心がある」「やや関心がある」と答えており、環境問題に対して何かしらのアクションを行っているかは別として、比較的関心が高いことが分かります。

環境に配慮した商品を製造・販売するブランドや企業に対するイメージとして、「好印象である」「やや好印象である」と回答した人は、環境問題への関心度よりも高い80.5%でした。
また好印象だと感じる理由は、「環境に配慮した取り組みは、社会的に必要と思うから」62.0%、「個人としてできることから貢献したいから」21.0%、「社会的風潮として、流行感を感じるから」18.1%、という結果となりました(※複数回答可)。

環境配慮に取り組むブランドや企業に対して好印象を持つだけでなく、そのようなブランドや企業が製造・販売する商品を積極的に利用したいという意向が高いことが示されました。

多くの親が学校での環境教育を必要視し、“子どもが環境教育を学ぶきっかけ”として考えている

お子様の“環境教育”に関しては、「必要と思う」31.9%、「ある程度必要と思う」43.9% と、多くの親が必要視していました。また、環境教育の中でも「環境に配慮した教材」の導入に関して「進めてもらいたい」「ある程度進めてもらいたい」と希望する声も約8割と多数ありました。

導入を希望する理由としては、「環境に配慮することは、今の時代に合っていると思うから」56.3%、「子どもの環境教育を行う上で必要と思うから」52.4%、「子どもが環境問題に気付くきっかけの一つになってもらいたいと思うから」47.1%、「子どもの今後の成長にとって大切と思うから」30.6% などがありました(※複数回答可)。

多くの親が、「環境に配慮した教材」の導入を“子どもが環境教育を学ぶきっかけ”の一つとして考えており、環境教育への理解が深まっていることや、子どもの今後の成長にとっても環境教育が大切だと考えられていることが伺えます。

地球環境にやさしい「エコ素材使用のリコーダー」支持率は7割超

これまでの「環境に配慮した教材」に対する考えを踏まえ、これからの購入が予想されるリコーダーを例として、地球環境にやさしい「エコ素材使用のリコーダー」についても調査を行いました。
“「エコ素材使用のリコーダー」を子どもに与えたいと思うか“という質問に対しては、「そう思う」「ややそう思う」と支持する回答が7割を超える結果となり、また、その価格が従来のリコーダーと比較して高くなる場合でも7割以上の親が子どもに与えたいと回答しており、価格よりも環境配慮を優先したい人が多いことが分かりました。
そして購入検討する際には、価格よりもモノ自体が持つ価値や質、環境教育の一環など、子どもの将来に繋がるモノの付加価値を重視する親が多いということが分かりました。

環境教育にも最適、ヤマハ「バイオマス由来樹脂製リコーダー」

1967年からリコーダーの製造・販売を開始している当社は、2014年10月に生物資源からつくられたバイオマス由来樹脂を世界で初めて(*1)楽器に採用したソプラノリコーダー「YRS-401」「YRS-402B」を発売しました。
環境に優しいだけでなく、まろやかな音色と吹きやすさも兼ね備えたリコーダーとして好評を得ており、全国の小・中学校の授業でも採用され、多くの方々に愛用されています。
この度、これまで使用していたバイオマス由来樹脂の生産終了に伴い、新たにユニチカ製「テラマック」を採用しました。

植物由来のポリ乳酸(PLA)(*2)をユニチカが独自の技術で他の素材と組み合わせたり、改良・成形した地球に優しい素材「テラマック」を使用することにより、従来の耐久性・強度・外観を保ちながら、これからもより持続的な社会の発展に貢献します。

*1 市販楽器として。2014年6月時点、当社調べ。
*2 ポリ乳酸(PLA)とは、植物由来の糖を発酵させてつくられた乳酸を原料とした樹脂で、バイオマス由来樹脂の一種です。
ポリ乳酸の燃焼時に排出されるCO2量は、他のプラスチックと比べて非常に低く、さらに、原料である植物が成長する際に大気中からCO2を吸収するので、地球温暖化の原因と考えられるCO2の排出量を大幅に削減することができます。
燃焼熱も、石油系プラスチックの1/2~1/3と低く、もちろん、焼却時にダイオキシンや塩化水素のような有毒ガスを排出しません。

ヤマハ株式会社

ヤマハは1887年創業の総合楽器メーカーで、アコースティックからデジタルまで多彩なラインナップの楽器を製造し、全世界で販売しています。
さらに楽器の製造・販売で培った技術やノウハウを活かし、音響機器、音楽教室、ネットワーク機器、音声コミュニケーション機器、半導体、ゴルフ用品、FA機器、リゾートなどの事業も展開。「感動を・ともに・創る」を企業理念に掲げ、世界中の人々の心豊かなくらしの実現を目指しています。

■ヤマハ株式会社が取り組むサステナビリティについて
https://www.yamaha.com/ja/csr/

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