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10月16日は世界食料デー!
―10月は「食」について考えてみよう―

10月は「世界食料デー」や「食品ロス削減の日」があり、SDGs2「飢餓をゼロに」やSDGs12「つくる責任、つかう責任」とも関わりのある食料問題について考えるにはうってつけの月です。

本記事では、食料問題について私たちができる取り組みや「世界食料デー」と「食品ロス削減の日」について紹介します。

10月16日は「世界食料デー」

Image by Freepik

世界食料デーとは、毎年10月16日に国際的に祝われる国際デーの一つで、1996年に国際連合食糧農業機関(FAO)によって制定されました。この日は、食料問題についての意識を高めるために、食料の重要性や食料生産の持続可能性などに焦点を当て、考え、行動する契機となることを目的としています。日本では2008年から10月を世界食料デー月間とし、関連団体や企業、国際機関などによって食に関する様々な取り組みやイベントが多く開催される月となっています。

10月30日は「食品ロス削減の日」

食品ロス削減の日とは、令和元年5月31日に公布され、10月1日から施行された「食品ロスの削減推進に関する法律」にちなみ、10月30日を食品ロス削減の日として定められた日のことです。食品ロス削減の日のある10月は、食品ロス削減月間ともされています。

現在、日本では年間612万トンの食品ロスが発生しており、世界では25億トンもの食料が食べられずに廃棄されています。本来食べることができたのに廃棄されてしまった食品の多さには驚きを禁じ得ません。そんなもったいない食品ロス問題を解決するために、食品ロス削減について考え、取り組んでみようとする日が食品ロス削減の日の狙いとなります。

食料問題のために出来ること

私たち一人ひとりが、食に関する問題を解決するためにできることには何があるでしょうか?
個人でも参加できる取り組みについていくつか紹介していきます。

①フードドライブ
フードドライブは、生活に困窮している人々を支援するための取り組みの一つで、家庭で消費しきれない食品をフードバンク団体や施設に提供することで、食べ物を必要としている家庭や福祉施設、路上生活を強いられている人などに届けられます。スーパーマーケットや駅などでフードドライブの回収ボックスを見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。この取り組みは食料ロス削減だけでなく、SDGs「飢餓をゼロに」や生活困窮者への支援にも繋がります。

②未利用食材の利用
世に出回っている食材は一部にすぎず、規格外だったり傷のついた食材は日の目を見ることがなく廃棄されているのが現状です。この問題を解決するために、規格外の食材の利用や傷のある商品をワケアリ商品として販売することで、食品ロスの削減を推進する動きが活発になっています。個人でも、こういったワケアリ商品や未利用食材を使用して作られた食品を積極的に購入することで、食品ロス削減に貢献することができるのです。

③冷凍保存
作りすぎてしまったり、購入したものの食べきれずに捨ててしまう問題への対策として冷凍保存があります。食品を適切に冷凍保存することで、常温保存や冷蔵保存と比べて2週間~数カ月ほど日持ちさせることが可能となり、食品ロス削減への一助となるでしょう。
 
このように、食品ロス削減のための取り組みとして個人でも出来ることは多くあります。他にも、様々な団体や企業が展開しているキャンペーンに参加することや、買い溜めせずに必要な分だけ買ったり、寄付をするといった身近なことから始めてみるのもいいのではないでしょうか。

まとめ

食の問題は食品ロスの問題だけでなく、食品価格高騰の影響や相対的貧困によって満足に食べることができず、健康のために安全で必要な栄養を摂取できない問題や発展途上国で起きている飢餓問題などがあります。

世界食料デー月間でもあり、食品ロス削減月間でもある10月に、「食」の問題について考え、行動に移すきっかけになればと思います。

Sus&Us編集部

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