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水産物と農産物の両方を生産するアクアポニックス

アクアポニックス(aquaponics)は、水産養殖(aquaculture)と水耕栽培(hydroponics)を組み合わせた造語で、生産性と環境に配慮した、持続可能性を高める生産方法です。
魚を養殖しながら、同じ水を利用して野菜を栽培する循環型の生産方法で、魚のフンや食べ残しをバクテリアが栄養素に分解し、野菜がそれを栄養として吸収することで浄化された水が魚の水槽に戻るという仕組みです。

その歴史は古く、西暦1000年ごろのメキシコ原住民の農法が原点だとも言われています。

その特長は、コストが安い、生産性が高い、オーガニックなどが挙げられます。
水耕栽培で土を必要としないため、害虫の心配がなく肥料や水やりが不要だからです。
農薬や化学肥料を使わないため、必然的に無農薬栽培となり、その分の労力もいりません。
一般家庭でも気軽に導入でき、生態系の縮図を体感することもできます。

本格的に事業として導入する際は、農業関連、ものづくり関連、地熱関連など、広く補助金の対象になりますので、事前に調べて賢くアクアポニックスをはじめましょう。

Sus&Us編集部

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