2025/07/28
SDGs目標「児童労働ゼロ」達成期限まであと半年 国連で日本のNGOが国際対話を呼びかけ
〜ハイレベル政治フォーラム(HLPF2025)でサイドイベント実施〜
2025年は、SDGs目標8.7「児童労働の撤廃」の達成期限です。しかし、世界の児童労働者は依然として1億3,800万人に上り、達成は極めて困難な状況です。こうした中、国連本部で開催された「国連ハイレベル政治フォーラム(HLPF2025)」にて、日本のNGOである認定NPO法人ACEが、児童労働をテーマとした国際対話を呼びかけるサイドイベントを7月16日(ニューヨーク現地時間)に開催しました。
HLPFは、SDGsの進捗を国連加盟国政府、国際機関、市民社会などが報告・議論する主要な国際会議であり、今年は日本政府も自発的国家レビュー(VNR)を発表しました。児童労働をなくす目標8.7は、SDGsの中でも貧困の連鎖を断ち切る鍵とされ、他の目標より5年早い2025年が達成期限とされています。本イベントでは、米国の児童労働経験者、児童労働に反対するグローバルマーチ、ガーナ政府、チョコレート企業のトニーズ・チョコロンリー、米国のNGO連盟であるChild Labour Coalition、ACEが登壇し、児童労働のない世界の実現に向けて取り組みを進めるという強い意志が共有されました。
特定非営利活動法人ACE