プレスリリース集PRESS RELEASE

再エネ利用の脱炭素型データセンターに蓄電池導入

 エナジーウィズ株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:吉田誠人)は、株式会社アガタ(群馬県富岡市、代表取締役:勅使河原有佑)が新設した2025年7月開業予定の脱炭素型データセンター「富岡再エネデータセンター」に蓄電池2,880kWhを納入しました。同センターは太陽光発電所が併設されており、当社の蓄電池を利用することで、時間や天候に関わらず再エネ由来の電力を最大限に活用することができます。

富岡再エネデータセンターとは

 今年7月に稼働予定の『富岡再エネデータセンター』は、群馬県富岡市で2025年7月に稼働予定の脱炭素型データセンターです。同市にある株式会社アガタが、環境省の『PPA活用等による地域の再エネ主力化・レジリエンス強化促進事業(新設部門)』を活用して新設しました。併設された620kWの太陽光発電所で発電した再生エネルギー由来の電力を用いて運営されます。

エナジーウィズの蓄電池を使うとどうなる?

エナジーウィズの再エネ用蓄電池、『TuflongLL(タフロングエルエル)』2,880kWhを使って日中に発電した電気を蓄えておき、夜間や雨天時など太陽が出ていない時にも最低8時間、データセンターの電気を賄うことができます。このため、データセンターで再生エネルギー由来の電力を最大限活用しながら運営することができます。同データセンターでは、利用電力の約30%以上が再生可能エネルギーで賄われる計画で、年間で500トン以上のCO2排出削減が見込まれます。
また余剰電力を蓄えておくことで、災害などがあった際にも停電時のバックアップ電源として機能し、インフラであるデータセンターのBCP対策としても活用されます。

〈富岡再エネデータセンター 導入製品〉
製品名:『TuflongLL』 LL1500-WS 総蓄電容量: 2,880kWh

再エネ用蓄電池で他の事例は?

『TuflongLL(タフロングエルエル)』は、他にも様々な場所で活躍しています。例えば秋田県能代市にある風の松原風力発電所では、再エネを活用した発電所で変動抑制としての活用実績があります。また、鹿児島県長島町では、町役場庁舎内の電気を太陽光発電で賄うため、日中の余剰分の電気を夜間や雨天時にも使えるよう導入されました。『TuflongLL(タフロングエルエル)』が安全性が高く、屋内にも設置できることから、この事例では役場内の空いていた建屋のスペースを利用することができました。他にも、離島やスタジアムのピークカットなどでの活用事例があります。

蓄電池で目指す未来とは

 エナジーウィズ株式会社はカーボンニュートラル社会を目指す企業として、今後も蓄電池やそのソリューション事業を通してエネルギーの運用全体を支えるパートナーとしての役割を担い、持続可能な未来に貢献していきます。

エナジーウィズ株式会社

エナジーウィズ株式会社は2021年12月、昭和電工マテリアルズ株式会社(現株式会社レゾナック)の蓄電デバイス・システム事業部門を前身に蓄電池専業メーカーとして事業を開始しました。
当社はこれまで100年以上にわたり鉛蓄電池技術を用いて自動車用バッテリー、産業用鉛蓄電池を製造・販売。また鉛蓄電池に限らず、蓄電池の状態を検知する監視装置、緊急時に蓄電池から電力を供給する電源システムなどもラインナップとして事業を展開。今後は蓄電池専業メーカーから「提案型蓄電ソリューション企業」への進化を目指しています。
https://www.energy-with.com/

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