飛島建設は長きに渡り国内外の社会インフラ整備事業・建設事業に携わり、ダムやトンネル、オフィスや教育・医療福祉施設など、多くの実績を積み重ねてまいりました。
また、社歴に裏付けられた技術力を、その時々の社会ニーズや環境変化に対応させ、さらにアレンジメントし創造して続けてきました。
SDGsの目標が示すものは、解決が急がれる世界のニーズであり、すなわち未開拓の巨大な市場です。当社にとってSDGsへの取組みは社会課題解決への貢献であるとともに、大きな事業機会へのアプローチであると捉えています。まさしく当社の創業精神である『利他利己*』の実践です。

*己の利を計らんと欲せば己の利を後とし、これを犠牲としてまず相手の利を計れ。相手に提供した自分の犠牲は己の努力と創意工夫をもって補え。これが自他共に繁栄し、ひいて究極は必ず己の利となる結果をもたらす。

アフリカ・ルワンダ共和国での水資源整備への取組み

当社はアフリカ・ルワンダ共和国の持続可能な発展のため、JICA政府開発援助(ODA)を通じ、同国の水道・農業用水の確保に貢献しています。

◇ ルワマガナ郡灌漑施設改修事業
ルワンダ共和国は農業が主要産業であるものの、農業生産高が天候に大きく左右されています。安定した、天水に頼らない農業を実施するための環境整備として、ODAのルワマガナ郡灌漑施設改修事業を通じ、約200万㎥の農業用水の確保に役立っています。

◇ キガリ市ンゾベ-ノトラ間送水幹線強化事業
人口増加の一途をたどるキガリ市は、上水需要に対応するため給水設備の高度化が急務となっています。当社は、ODAのルワンダ共和国キガリ市ンゾベ-ノトラ送水幹線強化事業を通じ、市民の水道用水の確保に貢献しています。

『軟弱地盤対策工法(LP-SoC)』を開発

今、世界中で気候変動に対する対策が求められています。この課題について当社は、軟弱地盤対策と気候変動緩和を同時に行うことができる、『丸太打設軟弱地盤対策&カーボンストック工法(LP-SoC工法)』を開発しました。
木材の50%は炭素でできており、大気から回収固定されたものです。したがって、木材を埋め込むことにより炭素を長期貯蔵することができ、木材の量に比例して地中の炭素貯蔵量も増加し、大気から二酸化炭素を純減できるのです。
丸太は自然材料なので、地盤補強材として地中に埋め込んでも地下水汚染の心配がありません。また、砂地盤が緩く堆積し液状化しやすい地盤に対してこの工法を用いることにより、砂の密度を増加させ、液状化対策効果を発揮します。(LP-LiC工法)
LP-SoC工法は、軟弱地盤対策と気候変動緩和策を同時に行うことで、持続可能な未来への取組みを実現しています。