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インドより暑い!?日本の「災害級の猛暑」の原因について

最近、連日の猛暑が毎日のようにニュースになっています。
ニュースを見ていると特に印象的なのは「できるだけ外出を控えてほしい」と言われるほどの「災害級の猛暑」という点。

先週の東京(2023年7月9日〜2023年7月15日)の平均最高気温は33.6℃と、一般的に暑いとされるインド(ニューデリー)の平均最高気温(33.0℃)よりも暑く、猛暑日と言われる35℃越えを2回と、少し前では考えられないくらい猛暑が続いています。

※気温の算出は気象庁の「世界の天候データツール」より算出

地球温暖化の影響で世界的に気温が上がっていることも影響していますが、なぜ日本はここまで猛暑が続くようになったのでしょうか。
この記事では、その猛暑の原因について紹介していきます。

猛暑の原因として考えられること

日本の猛暑の原因として考えられるのは、以下のようなものがあります。

・地球温暖化
・ヒートアイランド現象

それぞれ見ていきましょう。

地球温暖化

「地球温暖化の影響」と一言に言っても、原因は複雑なものです。
日本はもともと太平洋の気候の影響で夏は高気圧が停滞しやすく、それに伴う湿度も高い傾向があるので、人間が暑さを感じやすい気候傾向にあります。
そんな中に温暖化の主な原因である温室効果ガスの排出、後述する都市化に伴う自然の減少なども相まって、より気温が上がりやすい状態になってしまっている、という複数の条件が「温暖化の影響」なのです。

ヒートアイランド現象

ヒートアイランド現象とは、都市や人間が生活する地域が周囲の農村地帯や自然地域よりも高温になる現象のことを指します。これは都市部の建物やアスファルト、ビルの廃熱、交通や工業による排ガスなどが熱を吸収して蓄えるため、その熱が都市部を中心に放射することによって発生します。
通常、空気中の熱は、植物などが空気中の水分を蒸散(水が水蒸気として植物体内から大気へ拡散する現象)することで分解されますが、都市部は熱を逃す緑地などの場所が少なく、アスファルトやビルの舗装などで熱を蓄積してしまうので、さらに都市部であればあるほど人も増え、車が出すガソリン燃焼による排気熱やエアコンの排気熱などの熱を生み出す原因が多くなるため、より周囲が熱を持つようになり、気温が上昇する原因になっているのです。
この現象が四六時中続くため、本来であれば涼しいはずの夜も熱が放射し合い、熱帯夜を生み出す原因にもなっています。

まとめ

今回は暑さの原因となるいくつかの要因について紹介しました。
猛暑は避けられないものの、暑さを避けるためにクーラーを使い、結果的に猛暑の原因となる熱を作ってしまう…というジレンマが歯痒いところですが、クーラーなど涼む手段を使用せずに倒れてしまっては元も子もありません。冷凍庫に氷嚢や保冷剤を用意し、クーラーを使うタイミングを減らすなど、少しでも排熱が少ない手段を使い、温暖化を進行しないような工夫をするのも手かもしれませんね。

Sus&Us編集部

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