記事・コラムTOPICS

ブラックフライデーと対をなすグリーンフライデーとは?
~サステナブルな消費を考えよう~

今年もブラックフライデーの季節がやってきました。ブラックフライデーは1960年代のアメリカから始まり、今では毎年11月第4週の金曜日に開催される世界的なビッグセールイベントとなっています。このような大量生産、大量消費を促すイベントに対してグリーンフライデーが誕生しました。今回はグリーンフライデーについて解説、紹介していきます。

グリーンフライデーとは?

毎年11月の第4金曜日に開催されるブラックフライデーでは、1年の中で最も売り上げが多くなる日とも言われており、大量生産、大量安売り、大量輸送、過剰包装における資源の大量消費やCO2の大量排出が問題とされています。また、ブラックフライデー期間における労働者の負担も社会的な問題とされています。そんなブラックフライデーに対抗して、地球や人に優しいサステナブルな消費活動をしようという取り組みとしてグリーンフライデーという言葉が生まれたのです。グリーンフライデーがいつから始まったかは明確になっていませんが、環境への配慮やサステナビリティという考え方に注目がされるようになってからとされています。

企業によるグリーンフライデーアクション

グリーンフライデーではどのような取り組みが行われているか具体的な事例を紹介します。

① IKEA
IKEAでは、ブラックフライデーに対してバイバックフライデーと称し、必要の無くなった自社製の家具の買い取りを行っています。不要になった家具に第二の人生を与えることで、サーキュラーエコノミー(循環型経済)への貢献を目指しています。

② メルカリ
メルカリは、グリーンフライデーにあわせ、家で眠っている服やメリカリで購入した服に焦点を当て、それらを活用したコーディネートをファッションショーで披露するイベントを開催しています。このイベントは、家で眠っているモノを利活用することを目的とした取り組みです。

③ エアークローゼット
ファッションレンタルのサブスク事業を手掛けるエアークローゼットは、グリーンフライデーに併せて循環をテーマにした消費体験イベント「GO GREENマーケット」を開催しました。このイベントはレンタル提供が終了した洋服の販売を行い、サステナブルな消費が手軽に体験できます。

まとめ

ブラックフライデーのような大規模なセールでは、目的でないモノもついつい無駄に買ってしまいがちです。グリーンフライデーをきっかけに、購入前にいったん立ち止まり、本当に必要なものだけを買ったり、サステナブル・エシカルなファッションブランドを選んでみたり、リサイクル・アップサイクル商品を選択肢に入れるなど、サステナブルな消費活動を実践してみるのもいいかもしれません。

Sus&Us編集部

この記事をシェアする

TOP