プレスリリース集PRESS RELEASE

JICA、SDGsへの取組をまとめた書籍『JICA×SDGs国際協力で「サステナブルな世界」へ』を発刊

独立行政法人国際協力機構(以下、JICA)は、(株)山川出版社と共同制作で、JICAによるSDGsへの取組をまとめた初の書籍を発刊しました。本書は国際協力に携わっている人々だけでなく、高校生を中心に児童や生徒、教育関係者の皆様にも役立つ本を目指し制作しました。

書籍発刊の背景

 文部科学省の新学習指導要領で「持続可能な社会の創り手の育成」が明記されました。これを受けて、小学校では2020年度より、中学校では2021年度より新学習指導要領が全面実施されています。高校では、従来の「現代社会」に代わる新しい必修科目「公共」が2022年度より始まり、「公共」の教科書にはSDGs等の社会的に注目される話題を通じて自分の考えをまとめ、授業で話し合いを促す内容などが記載されています。
 「持続可能な開発のための教育」の推進に向けた取り組みが一層高まっている一方、教育現場では日々の教育活動の中で、授業展開を模索しているとの声も聞きます。この背景をふまえ、新学習指導要領に明記された「持続可能な社会の創り手の育成」に貢献できる書籍を目指し制作いたしました。

「持続可能な社会の創り手の育成」に貢献できる一冊

 JICAは2021年に20の事業戦略「JICAグローバル・アジェンダ」を設けました。「JICAグローバル・アジェンダ」はSDGsの基本概念である5つのPのうちProsperity(豊かさ)、People(人々)、Peace(平和)、Planet(地球)と連動しています。そしてすべての事業は国内外の関係者とのPartnership(パートナーシップ)で成り立っています。
 本書は全5章で構成されており、第1章から第4章はこの4つのPに沿って、途上国の課題構造、日本とJICAがその課題に取り組む理由、JICAの課題解決のアプローチをわかりやすく解説しています。第5章はSDGsや国際協力に関心を持った読者向けに、JICAの参加型メニューを掲載しています。
 これから国際協力を目指そうと考えている若い世代へのキャリア教育、新学習指導要領の「持続可能な社会の創り手の育成」に貢献できる一冊です。

独立行政法人 国際協力機構(JICA)

独立行政法人国際協力機構(JICA)は、日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、開発途上国への国際協力を行っています。
https://www.jica.go.jp/

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