業界初、家畜由来のバイオメタンを工場電力と製品材料に活用
~北海道・帯広で地産地消型エネルギー活用モデルを構築し、27年度CO2排出量半減を実現~
パナソニック インダストリー株式会社(本社:大阪府門真市、代表取締役 社長執行役員・CEO:坂本 真治、以下、パナソニック インダストリー)とエア・ウォーター株式会社(本社:大阪市中央区、代表取締役会長・CEO:豊田 喜久夫、以下、エア・ウォーター)は、環境負荷低減と地域貢献を両立する地産地消のエネルギー活用モデルを構築します。なお、家畜ふん尿から製造したバイオメタン[1]を工場電力と製品材料に利用する取り組みは電機・デバイス業界内で初めて(*)となります。
パナソニック インダストリーで車載デバイス事業を担当するパナソニック スイッチングテクノロジーズ株式会社とエア・ウォーターは、2025年度を目途に、同社の帯広工場(以下、同工場)において、エア・ウォーターが製造・供給する家畜ふん尿由来のバイオメタンの利用を開始し、工場の脱炭素化及び地域社会への貢献を進める合意書を締結しました。
本取り組みは、地域内の未利用資源からバイオメタンというクリーンエネルギーを製造し、地域内で消費することで、バイオガスを活用したい酪農家と温室効果ガス削減に取り組む企業双方のニーズを満たす、地産地消のエネルギー活用モデルとなります。また、環境面では、化石燃料の代替としてバイオメタンを利用することで、工場から排出されるCO2の削減につながります。さらに、安定的にバイオメタンを製造・輸送・消費するサプライチェーンが構築されることで、社会課題となっている家畜ふん尿に起因する臭気や水質汚染などの減少にもつながることが期待されます。今後、両社は2025年度の利用開始を目指し、地域社会とともに持続可能な社会を目指したエネルギー活用モデルの構築を推進していきます。
エア・ウォーター株式会社