三菱ケミカル・クリンスイ「mymizu CHALLENGE」結果報告 水道水の有効活用を通し、環境へ配慮する意識の向上を実現
1013 名の従業員により1ヶ月間で 65,052 本 (500ml) を削減
三菱ケミカル株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:和賀昌之、以下:三菱ケミカル)のグループ会社である三菱ケミカル・クリンスイ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:木下博之、以下:クリンスイ)は、国内の水資源の活用を軸に、人々のよりサステナブルなライフスタイルを推進し、生活に身近な " 水 " を通して世界を変えていくことを目指すべく、この春戦略的パートナーシップを締結した一般社団法人 Social Innovation Japan(本社:東京都渋谷区、代表理事:ルイスロビン敬、マクティア マリコ オリビア)が運営するプラットフォーム「mymizu(マイミズ)」との取り組みで、2021年9月1日〜30日の1ヶ月間、クリンスイ従業員を対象に「mymizu CHALLENGE」を実施いたしました。
本チャレンジは、三菱ケミカル、及びクリンスイの従業員を含む1013名が参加、212のチームに分かれ、mymizu が提供するアプリの専用ダッシュボードを使い、ペットボトル飲料の代わりにマイボトルを用いて水道水を有効利用することにチャ レンジしました。結果、9月の1ヶ月のチャレンジ期間内で、500ml ペットボトル換算で65,052本相当もの水道水を利用した飲用があり、一人あたりでは64.2本と非常に高い結果となりました。
クリンスイでは、2009年より「water alive 水道水を飲もう !」というスローガンのもと、水と環境をテーマにしたイベント等を実施してきましたが、本チャレンジの「給水」という行動の記録が加わることで、環境に配慮する行動を意識し、有意義な結果に繋がったと考えています。
今回の結果では、当初目標にしていた“チャレンジ期間内で1人30本(ペットボトル 500ml)”という目標を大幅に超える結果となっただけでなく、参加前と参加後の比較でペットボトルをほとんど購入しなくなった参加者が約4割増え、習慣化にもつながる結果となりました。参加者の中には、「今回のチャレンジで水を飲むことが習慣化した」「家族の意識が変わり、家族みんなでマイボトルを持つようになった」などのコメントもあり、「mymizu CHALLENGE」の実施を通して従業員へ、水資源の大切さ、環境への影響などの認識をより深めることができ、ペットボトルごみの問題のみならず、「水道水を飲もう!」という当社の活動にもつながる取り組みとなりました。
なお、クリンスイでは「mymizu CHALLENGE」と同時に「クリンスイ マイボトル宣言」を発表し、マイボトルの利用促進として、社内での使い捨てペットボトルの利用を禁止し、本チャレンジ終了後も使い捨てペットボトルの削減に向けた行動を継続的に実践してまいります。これらの取り組みを水資源の大切さの認識へつなげ、社内全体で環境問題への意識向上を図るとともに、資源の持続可能性を追求し、環境に配慮した製品やサービスの提供など、循環型経済 ( サーキュラー・ エコノミー ) の実現に向けてブランド全体で取り組みを進めてまいります。
【mymizu CHALLENGE 実施概要】
|実施期間|2021年9月1日〜30日
|参加者|三菱ケミカル・クリンスイ株式会社、三菱ケミカル株式会社従業員の一部
|参加人数|1,013名
|削減できたペットボトル(500ml・本数)|65,052 本
|削減できた CO2(kg)|21,662kg(※ 1)
|1 日一人あたりのペットボトル削減本数|2.14 本
(※1)1本あたりのCO2排出削減量 0.333kgで換算。
引用元)論文名:消費者のためのライフサイクル評価による飲料水利用のシナリオ分析
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sesj/23/6/23_6_447/_article/-char/ja/
【mymizu CHALLENGE とは】
mymizu アプリを活かして、企業・学校・自治体と共に行う「mymizu CHALLENGE」は、チームで楽しみながら、サステナビリティや SDGs の理解を共に深めていく活動です。チャレンジ専用のダッシュボードを使い、チーム戦として競いながら楽しく取り組めるので、ただ課題を「意識」するのではなく、きちんと「行動」に移せるチャレンジになっています。また、ただアプリで成果をトラッキングするだけではなく、企業・団体全体で、SDGs への理解を深めるために、セミナーや参加型のワークショップを実施。知識を身に付けていくことで、よりチャレンジに積極的になり、チーム全体のエンゲージメント向上にも繋がります。チームひとつとなって、ペットボトル・CO2 排出量削減のために、日々の生活に新しいライフスタイルを取り入れていきます。
【クリンスイ浄水器使用による環境負荷低減効果】
クリンスイの浄水器はより小さな環境負荷で水資源を活用することができます。東京都市大学との LCA(ライフサイクルアセスメント) 研究(※)の結果、リサイクルボトルと比較しても 99.6% の温室効果ガス(CO2 等)削減が可能です。
※ライフサイクルアセスメントとは LCA と略され、製品の“一生”に排出する温室効果ガスの量を算出します。この数値を比較することで、環境負荷を相対比較することができます。三菱ケミカル・クリンスイでは、東京都市大学伊坪研究室への委託研究において、浄水器・浄水とペットボトル入りのミネラル水をLCA評価しました。
引用資料:東京都市大学伊坪研究室委託研究成果(2021 年)
■クリンスイについて
三菱ケミカル・クリンスイ株式会社は1984年、雑菌まで除去できる中空糸膜フィルターを採用した世界初の家庭用浄水器「クリンスイ」を発売。「コップ一杯の水をきれいに」というスローガンのもと、現在では展開国30カ国以上となるグローバルブランドに。今では浄水器にとどまらない水のブランドとして、製品やサービスを展開しています。2019年には「Cleansui」ブランドが国際的デザイン賞「Red Dot Award: Brands & Communication Design 2019」を受賞。
https://www.cleansui.com
■mymizu について
mymizuとは、ペットボトルの消費量を削減し、世界中の環境の持続可能性を実現するための活動を推進することを目標に掲げるプラットフォームであり、非営利型一般社団法人Social Innovation Japanから生まれた取り組みです。世界中のカフェや公共施設、その他約20万箇所の無料で給水ができる場所を探せる「mymizuアプリ」をはじめ、サーキュラーエコノミーを実現させるために企業や団体、自治体と共同で環境に責任を持つ商品やサービスの開発、コンサルティングサービスを行っています。その他、様々な大学や学校などと環境問題に関するワークショップの開催、コミュニティと共にビーチクリーンの活動なども行っています。2020年には「環境大臣賞」を受賞し、日経クロストレンドの「未来の市場をつくる100社」としても取り上げられました。
https://www.mymizu.co/
三菱ケミカル・クリンスイ株式会社
プレスリリース詳細へ