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「ユニバーサルデザインフード」を知ってますか?

「ユニバーサルデザインフード(UDF)」とは、年齢や障がいの有無に関係なく、日常の食事から介護食までだれもが利用しやすい、食べやすさが配慮された「みんなにやさしい」食品のことです。

誰もが食べやすいUDF

UDFについては、日本介護食品協議会が規格を設定し、認定食品を管理しています。
その種類は様々で、レトルト食品や冷凍食品などの調理加工食品、飲み物や食事にとろみをつける「とろみ調整食品」などがあります。
介護用としてだけでなく、小さなこどもや歯の治療中などで固いものが噛めない人、食べ物を飲みこむ力が弱い人でもおいしくてかんたん、そして食べやすいのがUDFです。

UDF規格では、商品が選びやすいように「容易にかめる」「歯ぐきでつぶせる」「舌でつぶせる」「かまなくてよい」の4区分に分類され、ロゴマークとともに表示されています。

食べ物や飲み物に加え混ぜるだけで適度なとろみを簡単につけることができる粉末状の食品「とろみ調整食品」については、「フレンチドレッシング状」「とんかつソース状」「ケチャップ状」「マヨネーズ状」として、とろみの強さの目安が表示されています。
とろみをつけることで、飲み物や食品が口の中でまとまりやすくなりゆっくりと喉へと流れるため、食べにくい食品でも食べやすくなるのが特徴です。

参考:日本介護食品協議会

一般公募されたロゴマーク

UDFのロゴマークは、2002年8月、インターネットや書籍などを通じて一般公募されました。
728人、1,210作品の応募があり、選考の結果、グラフィックデザイナーの永石さんの作品が最優秀賞に選ばれました。現在、使用されているロゴマークは、永石さんの作品です。

7月11日はUDFの日

2003年7月11日、ユニバーサルデザインフードの名称とロゴマークが商標登録を受けました。
これを記念して、毎年7月11日はUDFの日となっています。
この機会に、一度、UDFを経験してみるのはいかがでしょうか。
介護の当事者になった際に役立つと思います。

Sus&Us編集部

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