企業のSDGsへの取り組みを紹介〜「ソーシャルグッド」な取り組み〜
「ソーシャルグッド」という言葉があります。
ソーシャルグッドは『「地球環境や地域のコミュニティなど社会や世界に対してよい影響を与える活動や製品」「社会貢献度の高いサービス」「それらを支援する姿勢」の総称』のことで、つまるところ「社会的にいいこと」はソーシャルグッドである、と言えるでしょう。
この記事では、いくつかの企業の事例を見ながら、ソーシャルグッドについて考えていきます。
事例① 無印良品
「無印良品」で有名な株式会社良品計画は、「ソーシャルグッド事業部」を2018年から設置し、千葉県鴨川市に名産品の販売やカフェを併設した地元密着型店舗「里のMUJI みんなみの里」をオープンしたり、移動販売「MUJI to GO」など、地域性にフォーカスしたソーシャルグッドな取り組みに積極的に力を入れています。
事例② 松坂屋
大丸松坂屋百貨店では、地域交流についてフォーカスした「Think LOCAL」、地球環境についてフォーカスした「Think GREEN」という二つのスローガンを挙げ、不要になった衣料品などを回収し、商品券と交換できる「ECOFFリサイクルキャンペーン」、オンラインストア上で地域の名産品を取り扱う「地産市場」などの取り組みを行っています。
事例③京都信用金庫
京都信用金庫では、地域活性を目的とした定期預金「ソーシャル・グッド預金」という取り組みを行っています。
「ソーシャル・グッド預金」は、社会課題の解決に貢献する地域企業へ、預金したお金を融資できるサービスです。テーマは「地域」「文化」「医療・福祉」「教育」「環境」「働き方」の6つから、自分が貢献したいものを選ぶことができます。
まとめ
各企業の取り組みを見ていると、身近な「社会的によいこと」として、「地域活性化」という部分が強く反映されています。
SDGsの話題になるとつい地球環境についてであったり、人権問題にフォーカスしがちですが、身近な社会に良い、つまりソーシャルグッドな活動もSDGsに欠かせない大切な要素と言っていいでしょう。
Sus&Us編集部