プレスリリース集PRESS RELEASE

〜 猛暑の影響で夏野菜の廃棄が増える可能性が 〜作り手・売り手の夏野菜フードロス対策

―青いトマトが 日本古来の調味料“液体塩こうじ” で生まれ変わる―

【 猛暑影響の野菜廃棄が増える可能性が 日 本の食品ロス事情 】

 この夏の猛暑が影響し、大きさや形が不ぞろいとなったり、上手く成熟しなかったりする夏野菜が増え、いわゆる「食べられるのに廃棄される野菜」が増える可能性があると言われています。
 現在日本では、まだ食べられるのに廃棄される食品、いわゆる「食品ロス量」は年間570万トンとされ、日本人1人当たり、お茶碗1杯分のごはんの量が毎日捨てられている計算になります。
<参考:日本の食品ロスの状況(令和元年度):農林水産省>

【 食品ロスをなくす農家・企業の取り組み事例 】

 そんな中、様々な農家や企業がフードロス対策として取り組みを始めています。今回は、イオンアグリ創造 株式会社埼玉久喜農場が、味噌・醸造製品メーカーの老舗企業ハナマルキ株式会社とコラボレーションしたレシピ開発と、株式会社Heart Fullのフードロス対策を取り上げます。


■農業法人 の取り組み 作り手■
イオンアグリ創造 株式会社 埼玉久喜農場

青いトマトをオリジナルレシピにアレンジ♪
売れない青いトマトが価値ある商品へ変身!

夏にぴったりなトマト。真っ赤なトマトが一般的ですが、生産過程でどうしても生まれてしまう青いトマトは廃棄されている現状がありました。そこで、味噌・醸造製品メーカーのハナマルキ株式会社とコラボレーションし、青いトマトのレシピを考案したフードロス対策を開始。ハナマルキ株式会社の液体塩こうじに漬け込むことで、酸味を抑え、青いトマトの特徴を活かしたレシピを開発することができ、青いトマトの需要が生まれました。

2022年7月開始


■企業の取り組み 売り手■
株式会社Heart Full

廃棄を400キロ削減へ!
消費者と直接やり取りできることが強みに

消費者が農家へ希望を伝える事が出来る【リクエスト方式】取り入れたサービスを展開。静岡県のパプリカ農家・もぐはぐ農園では、年に600キロほどのパプリカが廃棄になっていましたが、「ゴヒイキ」を使用する事で、廃棄が 400 キロほど削減され、200キロまで減らす事ができた。今までは、規格外の大きさのものや、傷・変形があるものは、地域のイベントや近所へ配るしかありませんでしたが、“味が良ければ形は気にしない”という消費者へ、直接販売する事が出来るようになり、一気にフードロスが減少。

【 イオンアグリ創造株式会社 埼玉久喜農場 メーカーとのコラボで新たな発想が!】

 イオンアグリ創造株式会社 埼玉久喜農場では、広大な植物工場でオリジナルブランドの大玉トマト『イオン農場のまるまる赤トマト』を周年生産しています。(年間出荷目標:990トン)このトマトのこだわりの一つが『樹上で赤く熟してから収穫すること』。一方で、トマトを生産する過程でどうしても「植え替え」の作業が発生するため、そのタイミングで赤くなっていないトマトは、残念ながら廃棄しています。
(青いトマトの年間廃棄量:数トン)

 ハナマルキの液体塩こうじは、すべての食材を引き立たせてくれる黒子役!日本古来の調味料が持つその可能性に惹かれて、無価値で美味しくない青いトマトもなんとかなるのでは・・と思いついたことで、プロジェクトがスタートしました。いまや社会全体が“フードロス削減”の取り組みを避けては通れないものとなっています。弊社でもこれまで様々な取り組みを行ってきましたが、消費者の多様な嗜好に対応されてきたメーカーとのコラボによって、思いがけ
ない発想が湧き、新たに拓かれる道があることを体感しました。地域毎に生産された食品が、その地域で消費され、少しでも無駄が減らせるように我々生産者も努力していきたいと考えております。

イオンアグリ創造㈱
埼玉久喜農場長 髙橋 寛

【 “青いトマト”がどんな料理に生まれ変わるの? 】

 イオンアグリ創造とハナマルキは、食品ロス対策として、現状廃棄されている“青いトマト”と液体塩こうじを使ったレシピの研究を進めてきました。その結果、青いトマトを液体塩こうじに漬け込むことによって、酸味を抑え、青いトマトの特徴を活かしたレシピを開発することができました。青いトマトに
液体塩こうじを漬け込むことで生じる「さわやかな酸味」をうまくカレーに取り込んだ「トマトキーマカレー」や、青いトマトならではシャキシャキ感を活かした「トマトピクルス」などのレシピが完成しました。


< 液体塩こうじで“青いトマト”絶品レシピ >

●青いトマト・プロジェクト スペシャルページhttps://www.hanamaruki.co.jp/bluetomato.html


ハナマルキ株式会社のYoutuber社員松田と専属シェフ秋山が夏にぴったりのレシピをお届けします♪
2人のメディア出演のご依頼もお待ちしております。

■松田有加
液体塩こうじのレシピ開発を担当。開発したレシピ数は600を超える。

■秋山隆作
国内外へ「液体塩こうじ」を使った料理を提案。

<ハナマルキ コメント>
 弊社は、「液体塩こうじを使用することでの食品ロス削減」の取り組みを推進しています。2019年には、国連WFP協会の食品ロス削減SNSキャンペーンにて肉や野菜などの切れ端や皮を液体塩こうじに漬け込んだレシピを開発し、SNSにてPR展開しました。日本古来の調味料である「塩こうじ」が食品ロス対策に貢献できるということは大変意義のある取り組みだと考えています。

【 会社概要 】

名称  : ハナマルキ株式会社
所在地 : 〒399-4501 長野県伊那市西箕輪2701
代表取締役社長 : 花岡俊夫
事業内容 : 味噌醸造販売および加工食品製造販売
URL  : https://www.hanamaruki.co.jp


名称  : イオンアグリ創造株式会社
所在地 : 〒261-8515 千葉県千葉市美浜区中瀬1-5-1
代表取締役社長 : 福永 庸明
事業内容 : 農産物の生産、加工、卸売、小売
URL  : https://aeonagricreate.jp/

ハナマルキ株式会社

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