SDGs事例CASE

キッズ応援プロジェクト

リオン株式会社は、理学・音響学の研究を行う小林理学研究所 (現・一般財団法人) の研究成果を製品化することを目的として1944年に設立され、75年を超える歴史のなかで日本初・世界初の製品を数多く世に送り出してきました。例えば、1948年に発売した日本初の量産型補聴器は、以後「リオネット補聴器」の愛称で長きにわたって親しまれております。リオンは「“聞こえる”から生まれる、未来を育てたい。」というコンセプトのもと、難聴の子どもたちのためのサポート企画「キッズ応援プロジェクト」を展開しています。

①ほちょうき購入サポート

子どもたちの将来の可能性を広げるうえで、子ども時代の補聴器の選択は非常に重要です。補聴器による"聞こえ"の質は、言語獲得、コミュニケーションの形成、学習や体験などに大きな影響を与えると言われています。すべての子どもたちに“聞こえる”から生まれる発見や成長を届けることを目指して、補聴器をお求めやすい価格で、数多くの機種の中からお選びいただける「ほちょうき購入サポート」を実施しています。

②親子で工場見学

補聴器をお使いの小学生とその保護者の方を、当社の補聴器製造工場であるリオンテクノ株式会社に招待し、補聴器ができるまでを見学・体験する「親子で工場見学」を毎年開催しています(※2020年はコロナのため中止)。2016年の取り組み開始以降、開催の度に大きな反響をいただく人気企画になりました。難聴の子どもたちに分かりやすく、楽しく工場を見学・体験してもらうため、手話対応可能なスタッフが付き添ってプログラムを実施しています。ご参加いただいた方からは、「実際に使用している補聴器の製造工程を見ることが出来て良かったです。」「子どもがとても丁寧に補聴器を扱うようになりました。」など多くの感想をいただいています。

③学研"まんがでよくわかるシリーズ"

株式会社学研プラス(以下、学研)の小学生向け学習教材「まんがでよくわかるシリーズ」において、「耳と補聴器のひみつ」を刊行し、2016年8月31日から学研を通じて全国約20,600の小学校および3,200の公共図書館に寄贈しました。耳の聞こえや難聴に関する正しい知識、補聴器のメカニズム及び機能について多くの子どもたちに理解していただくため、学研の「まんがでよくわかるシリーズ」に協賛し、補聴器業界では初めてとなる「耳と補聴器のひみつ」の刊行が実現しました。

リオンは、補聴器や耳鼻咽喉科領域等で使用される検査機器の提供を通じて、難聴者の生活の質を向上させるための取り組みを続けています。当社はこれからも、お客様のより良い聞こえを実現することで、毎日を楽しく前向きに過ごしていただける生活環境づくりを目指して参ります。

リオン株式会社

URL:https://www.rion.co.jp/

この記事をシェアする

TOP