記事・コラムTOPICS

「持続可能な開発のための2030アジェンダ」とは?

SDGsの基本

SDGsの基本となる文書、それが2015年に国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」です。
SDGsにおける17のゴールと169のターゲット、SDGsの背景となる目指すべき世界像やテーマごとの考え方、SDGsの実施手段などが記載されています。
SDGsの全体像を知りたいという方は、まずはこのアジェンダに目を通すといいでしょう。

持続可能な開発のための2030アジェンダ 日本語仮訳(外務省)

アジェンダ記載事項の例

アジェンダの記載事項をいくつか紹介します。

<実施主体>
アジェンダはすべての国に適用され、具体的な個々の取り組みは各国の政府が定めることとされています。
取り組みは、政府や民間セクター、市民社会、国連機関、その他のさまざま資源を動員して進めます。

<アジェンダの歴史的意義>
「我々は、貧困を終わらせることに成功する最初の世代になり得る。同様に、地球を救う機会を持つ最後の世代にもなるかもしれない」との危機感・決意が表明されています。

<ジェンダー>
持続可能な開発の達成は、人類の半数に上る女性の権利と機会が否定されている間は達成することができないとし、女性は教育や雇用、意思決定など男性と平等の機会を得るべきと明記されています。

<取り組むべき課題>
2030年までに取り組むべき課題として、下記が挙げられています。
◽あらゆる貧困と飢餓に終止符を打つ
◽国内的・国際的な不平等と戦う
◽平和で公正な、一人ひとりを支える社会をうち立てる
◽人権を保護し、ジェンダー平等と女性・女児の能力強化を進める
◽地球と天然資源の永続的な保護を確保する
◽それぞれの国の状況に応じて、持続可能な経済成長や働きがいのある人間らしい仕事を達成するための環境を作る

Sus&Us編集部

この記事をシェアする

PREV
TOP