Verra・Gold Standard・ACRなどの海外レジストリを横断検索可能なカーボンクレジットデータベースを提供開始。パリ協定第6条2項・CORSIA適格クレジット・CCPs認証にも対応
カーボンクレジット・排出量取引制度オールインワン情報サービスを提供する株式会社exroadは、世界のクレジット発行量の約90%をカバーするカーボンクレジットデータベースを提供開始しました。
【背景】
先日開催されたCOP29では、パリ協定第6条の完全運用が決定され、さらにICAOからは、ACR・ARTに加え、VCS(Verra)やGold StandardなどもCORSIA第1フェーズ(2024‐2026)の適格プログラムとして承認されたことが発表されました(※1)。こうした背景から、カーボンクレジット市場は今後ますます活性化することが予想されます。
一方で、企業が高品質なクレジットを調達する際、情報が各レジストリに分散しており、検索性が低いため、リサーチ作業に大きな負荷がかかるという課題も顕在化しています。また、クレジット創出事業を手掛ける、あるいは新規事業として立ち上げる方にとっては、グローバルでどのようなクレジットがどの程度発行・無効化されているかといった定量データが非常に重要です。
そこで当社は、Verra・Gold Standard・ACR・CAR・ARTといった海外レジストリを横断検索できるシステムを開発しました。これにより、世界のカーボンクレジット発行量の約90%をカバーし(※2)、CORSIAやCCPsなどの認証ラベルでフィルタリングできる機能を実装することで、利便性の高い検索体験を提供します。さらに、レジストリや国、プロジェクトタイプ別の発行量・無効化量に加え、企業ごとのクレジット無効化量も検索可能で、他社動向の把握にも役立ちます。また、日本語UIで開発されているため、国内企業様にとって実務で活用しやすい仕様となっています。
株式会社ExRoad