プレスリリース集PRESS RELEASE

長崎の企業が地元高校で特別出張授業  水質改善事業を手掛けるエビスマリンが生徒とタッグを組んで校内の池のアオコ対策に挑む

独自の装置開発によって水質改善を行うエビスマリン株式会社は2024年6月14日(金)に長崎県立諫早高等学校の高校1年生約280名に向けて特別出張授業を行いました。

授業では「学校敷地内にある御書院の池のアオコ対策」をテーマに、地元の子どもたちへ技術の開発、応用について探究の奥深さを伝えました。また、同社の装置を使用して校内の池でアオコ対策に生徒とタッグを組んで臨みます。

毎年大量発生!アオコ撃退という積年の課題に生徒が地元企業とタッグを組んで挑戦

今回特別授業を実施した諫早高等学校は校内にある庭園(御書院)の池に毎年夏になるとアオコが大量発生し、景観を損ねています。これまで多くの生徒がこのアオコ対策に取り組んできましたが、良い成果を得られたことはなかったそうです。

そこで、水のドクターとして長崎に拠点を置きながら世界に向けて水質改善事業を展開するエビスマリンが、アオコ発生のメカニズムやどうすればアオコを除去できるかなどを解説しました。薬剤を使わずに水をかき回して水域が持つ自然の浄化能力を活性化することにより水質を改善するのがエビスマリンの治療方法です。海や湖沼など大規模な水域をかき回すために開発した水流発生装置「ジェット・ストリーマー」、超音波でアオコを沈めてきれいにするお掃除ロボット「アオコウォッチャー」など、世界で類を見ないの自社製品の開発秘話や実用されるまでの苦労話を伝え、その後実際に池で動作体験を行いました。

特別授業の最後には、現在エビスマリンが抱える課題を生徒たちにも共有し、この課題解決のためのアイデアを一緒に考えました。

薬剤は一切不使用 水流と超音波で水質を改善するエビスマリン独自の技術とは

エビスマリンは「世界の水を元気にする」を理念に掲げ、薬剤を使わずに独自技術の水流発生装置ジェットストリーマーで水をかき回して水質改善事業を行っている長崎の企業です。

この装置が誕生したきっかけは、創業者が漁師時代、漁船に積んでいる水が腐らないことから、「水は動いていれば腐らない」ことに気づき、汚れた海をかき回し水をきれいにして、「昔の様に魚のたくさん獲れる海を取り戻したい」と考えたことから始まりました。装置の開発は試行錯誤の繰り返しでしたが、お風呂場で子供と水遊びをヒントにして生まれたのが、水流発生装置「ジェットストリーマー」です。そのほかにも、超音波がアオコの撃退に有効であることを知り、ジュッとストリーマーと組み合わせてアオコ対策装置「アオコキラー」、「アルジーハンター」を、さらに最近はアオコのお掃除ロボット「アオコウォッチャー」というロボットも開発しています。

今回の特別授業では生徒たちがジェットストリーマーとアオコウォッチャーが実際に動いている様子を見学したり、自分で操作体験をしたりしました。

次世代を担う若者たちと共に水資源の保全について探究していきたい

当日は真夏日となった諫早市でしたが、生徒たちは皆真剣に授業を受けていました。
授業を受けた生徒からは「池が綺麗にならないかと思っていたので、こういう機材があると知って素晴らしいと思った。」「長崎にこんなに素晴らしいことをしている企業があると知り誇らしく思った。他の県の人にも見てもらいたい。」といった声がありました。
エビスマリンの寺井良治会長は以下のように話しています。
「これから取り組む探究学習では、きっと良質な課題をたくさん見つけられると思います。柔軟な生徒の頭からどの様なアイデアが出てくるか、それを聞けるのが楽しみでなりません。今回の探究学習を通じて、生徒さん各々が秘める発想力が覚醒する機会になりましたら幸いです。」

今後も、長崎にとどまらず日本全国の様々な地域において、地元の子どもたちと共に水資源の大切さや環境問題を解決するための技術の利用・ビジネスなどについて考える機会を設けていく予定で、このような学習の機会を通じて若者たちにも社会課題解決に興味を持ってほしいと考えています。

エビスマリン株式会社

「世界の水を元気にする」を経営理念として水質悪化の問題と真剣に向き合ってきた弊社は、長崎から全国へそして近年はアジア圏を中心に海外の水域にも事業の展開を広げています。
水環境の悪化は世界規模での社会問題になっています。その原因は地球温暖化の進行により、水域が澱み自然浄化力を失うことにあります。そんな「病んだ水域」を化学薬剤を使わずに、水をかき回してその水域が持つ自然治癒能力(自然浄化力)を高めることにより水をきれいにする、言わば東洋医学により病んだ水域を治しています。澱んだ水域に流れを起こすのが我社が開発した水流発生装置「ジェットストリーマー」です。このジェットストリーマーを使用して、川や海、 ダムなどの水をきれいに浄化し、子どもたちがいつも遊べるような環境に戻したい、そんな思いです。

代表: 代表取締役 中野浩康
本社: 〒850-0057 長崎県長崎市大黒町9-22 大久保大黒町ビル本館505
工場: 〒850-0077 長崎県長崎市小瀬戸町809-9(神の島工業団地内)
電話: 095-821-8612
設立: 平成24年6月14日
資本金: 10,000万円
事業内容: (1)水域浄化装置設計・製作・施工 (2)長崎県知事許可(般-4)第12826号 機械器具設置工事業
ホームページ:https://ebismarine.com/index.html

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