温室効果ガス排出のScope3領域を検討するEDRA/GHINのタスクフォースにカインズが日本のホームセンターで唯一参画

　株式会社カインズ（本社：埼玉県本庄市、代表取締役社長 CEO：高家 正行）は、ホームセンターのグローバル業界団体であるEDRA/GHINが、「Global DIY-Summit 2023」（6月15日ベルリン開催）にて立ち上げを発表した、業界連携で行う温室効果ガス排出のScope3領域を検討するタスクフォースに、ホームデポ（米）やキングフィッシャー（英）など各国を代表する大手ホームセンター企業とともに、日本から唯一参画します。

　小売企業にとって、Scope3（事業者の活動に関連する他社の温室効果ガスの排出量)は、総排出量の90％以上を占めています。その割合の大きさから最も重要である一方、直接的な管理対象ではないため、対応が最も難しい領域になっています。企業がScope3のカーボンフットプリントを測定・報告するにあたっては、様々なアプローチや手法が用いられています。これは、バリューチェーン全体で排出量を削減しようとする小売企業に混乱と非効率を引き起こし、サプライヤーであるホームセンター関連商品メーカーにさらなる負担を強いています。
　EDRA/GHINのScope3タスクフォースでは、サプライチェーンを通じたCO2データの測定に対してより一貫性のある方法論を作成すること、報告手法におけるベストプラクティスを共有すること、そして最も重要なこととしてホームセンター業界のScope3の排出量削減を加速させることを目指します。ここでの学びは、EDRA/GHIN全メンバー企業のメリットとして共有していく予定です。
※EDRA/GHINの2023年 6月15日リリースから一部抜粋