陸上養殖事業を展開する「株式会社FRDジャパン」の第三者割当増資の引き受けについて
積水化学工業株式会社(代表取締役社長:加藤 敬太、以下「当社」)は三井物産株式会社他5社*1とともに、株式会社FRDジャパン(代表:辻 洋一/十河 哲朗、以下「FRD」)の第三者割当増資を引き受けることを決定しましたのでお知らせいたします。
*1 エア・ウォーター株式会社、株式会社STIフードホールディングス、株式会社長谷工コーポレーション、三井住友信託銀行株式会社、株式会社三菱UFJ銀行
1.背景
当社の環境・ライフラインカンパニー(プレジデント:平居 義幸)と関係事業会社(以下、「積水化学グループ」)は、1952年に国内初となる塩化ビニル管を発売以来、住環境、公共インフラ、民間プラント分野における樹脂成形加工のトップランナーとして、高付加価値プラスチック製品を展開してきました。さらに長期ビジョン「Vision 2030」*2の実現に向けて、「水活用・水循環」を革新領域として定め、水処理技術での課題解決に向けたオープンイノベーションを加速させています。
FRDは2013年の設立以来、独自開発の閉鎖式陸上養殖システムによるサーモントラウトの養殖・販売を展開しています。海水を引かず、バクテリアを利用した高効率の水循環を実現する水処理技術と、豊富な経験に基づく養殖オペレーションや流通ノウハウを組み合わせることで、陸上養殖の産業化にめどを付けました。(7月中に商業プラントを着工、2026年操業開始予定。)
*2 当社中期経営計画説明会資料(長期ビジョン該当ページ:P14)ご参照
https://www.sekisui.co.jp/ir/event/vision/__icsFiles/afieldfile/2023/05/23/20230523kg_4.pdf
積水化学工業株式会社 環境・ライフラインカンパニー