北海道・トマト農家の品質・収穫量向上&労力削減・燃料費節約
多点観測可能な農業用モニタリングシステム「Agriware」
〜農業の働き方改革、SDGs目標2「持続可能な農業の実現」に取り組む〜
モニタリングシステムの開発・設計を行うスマートロジック株式会社では、2013年から農業用モニタリングシステム「Agriware」(読み:アグリウェア)を開発・提供しております。このシステムは、現地の環境(温湿度、土壌温度、土壌水分など)をPC・スマートフォンでいつでもどこでも確認することができます。さらに、親機に接続する子機を増やすことで、親機1台で多点観測が可能です。
農林水産省の最新の調査によると、農家人口は減少傾向にあり、農業の担い手不足を解決するためにも農業の働き方改革が急務となっています。当社のシステムを導入している北海道のトマト農家は、ハウス内を最適な環境に管理することで、品質・収穫量ともに向上しました。さらには、労力削減や燃料費節約にも当システムは貢献しています。今後も当社は、農業の働き方改革や、SDGs目標2にある「持続可能な農業の実現」にも積極的に取り組んで参ります。
【農業の働き方改革は急務】
農林水産省の最新の調査によると、農家人口は1990年から2000年の10年間で2割以上減少しています。 (https://www.maff.go.jp/j/council/seisaku/nousin/kikaku/h17-1/pdf/data2-1-2.pdf )
また、新規に就農しても「長時間労働で休みが取りにくい」「儲からない」などの理由で離農してしまうケースも多く、慢性的な担い手不足が課題となっています。こうした課題を解決するためには、従来の働き方を見直し作業を省力化する最先端の技術を活用するなど、農業の働き方改革が急務となっています。
【 農業用モニタリングシステム「Agriware」 親機1台で多点観測可能 】
当社は、設立以来一貫して、組み込み機器のファームウェアを中心に、ソフト/ハードの開発を請け負っております。その技術を生かし、以前から興味のあった農業に着目し、農業用モニタリングシステム「Agriware」を開発・販売しています。
このシステムは、子機・親機を圃場に設置することで、現地の環境をPC・スマートフォンでいつでもどこでも確認することができます。さらに、低消費電力のワイヤレス通信で、親機と子機の間は見通し500mまで通信可能。親機に接続できる子機の数は最大100台です。必要に応じて多数の子機を接続することができるので、親機1台で多点観測が可能です。また、センサーを接続する子機は自社開発品のため柔軟なカスタマイズが可能。さまざまな圃場・作型に合わせて多種のセンサーに対応しています。
「Agriware」公式ホームページ https://www.smartlogic.jp/agriware/feature/index.html
【北海道・トマト農家の品質・収穫量ともに向上 労力削減・燃料費節約にも貢献】
北海道・蘭越町(ランコシチョウ)にあるトマト農家「近藤ふぁーむ」は、2017年から当社の農業用モニタリングシステム「Agriware」を導入。温湿度や土壌温度、土壌水分(p F)などのセンサーや、窓制御子機(ハウスの開閉)などを活用しハウス内の環境を最適に管理しています。結果、トマトの品質・収穫量ともに向上。さらには、労力削減や燃料費節約にも当システムは貢献しております。
「当農園は、33棟(100ヘクタール)のハウスでトマトを栽培しています。蘭越町は、豪雪地帯ニセコ町の隣に位置し冬場はトマト栽培が難しいため、2月〜10月までの短い農作業期間で、いかに収穫量を上げるかが最大の課題です。「Agriware」は、天候・圃場状況・作業効率に関わるリスク回避に必要不可欠な存在で、「もう一人自分が居る」ように感じるくらい農作業の手間が省けて助かっています。当農園が、「Agriware」を選ぶ理由は次のような点です。
① 親機と子機、センサーが分かれているのでコストを抑えられる上、自由にカスタマイズが可能
必要なセンサーだけを設置できるのでコストを抑えられる点や、あとからセンサーを自由に増やせる点が助かります。トマトの出来栄えは、育苗期間の管理で7割は決まるとも言われるため、ハウス内は細やかな環境管理が必要です。当農園では、これまでも「Agriware」を活用し温度管理を徹底してきました。さらに昨年、風向と風速のセンサーを追加。苗が倒されてしまう強風の影響を回避し、低温・高温障害の対策もでき、より状態の良い苗作りが可能になりました。その結果、トマトの品質も収穫量も向上しました。
② いつでもどこでもハウス内の環境を確認・管理可能
一般的な温度計を設置していた頃は、毎回温度を確認しにハウスへ行く必要がありました。手間がかかる上に、ハウス内でしか温度を確認できないので、その場から離れられない状況でした。しかし「Agriware」は、どこに居てもハウス内の環境を確認し管理することが可能です。窓制御子機(ハウスの開閉)が、事前に設定した温度や風速の数値などに基づいて、自動でハウスを開け閉めしてくれます。さらに、暖房機器の燃料費節約のため、スマホで自動から手動に切り替え、早めにハウスを閉めることも出来ます。適切なタイミングで閉めることで日中の温度を夜まで維持できるので、労力削減や燃料費節約にもなっています。」
【 農業の働き方改革をサポート】
当社は「農家を儲けさせたい。ラクにさせたい」想いで、積極的に農家の声を聞きサポートしております。今後も当社は、農家の負担軽減のために農業の働き方改革に貢献し、SDGs目標2にある持続可能な農業の実現にも積極的に取り組んで参ります。
【 会社概要】
当社ではマスコミの方の取材お申込みを随時受け付けております。
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名称:スマートロジック株式会社
代表取締役:大山正巳
所在地:〒140-0001 東京都品川区北品川1-9-5 芝ビル4階
事業内容:IoT機器の開発・販売、ソフトウェア/ハードウェア等組込み機器の受託開発・設計
URL:https://www.smartlogic.jp/
スマートロジック株式会社