2022/09/28
コオロギの代替肉。昆虫食のスタートアップ企業フエゴインターナショナルと日本大学が、共同で食用コオロギたんぱくの肉様素材化に成功
食品ロスを利用して養殖したコオロギから生まれた代替肉
国内で食用コオロギの養殖、食品製造などを行うフエゴインターナショナル株式会社(千葉県睦沢町、代表取締役:村山敏弘)と日本大学生産工学部(千葉県習志野市、教授:五十部誠一郎)は食用コオロギを脱脂処理せず乾燥粉末化したコオロギたんぱくと大豆たんぱくを原料に、エクストルーダー処理をした新たな代替肉として肉様組織化成功にしました。
将来の世界的な人口増加によるたんぱく質不足の問題がクローズアップされるなか、環境負荷が低く食品ロスの問題の解決が期待される昆虫食ですが、価格や加工技術がネックになって、昆虫を使用した食品の多様性がなかなか広がりません。従来からの乾燥粉末原料一択という現状が大きな原因と考えられます。
昆虫たんぱく粉末を肉様組織化することで、いままで菓子類が中心であった昆虫食ですが、肉様組織化にすることで、ミンチ、フィレ、ブロックなどに加工し焼肉やステーキ、唐揚げといった商品も可能になります。今後、一般用、業務用に向けた様々な商品の発売を予定しています。
フエゴインターナショナル株式会社
掲載元:PR TIMES