日本発祥の国際医療NGOジャパンハート創設者、吉岡秀人「第69回菊池寛賞」受賞決定!
25年間、医療支援を「継続する力」を評価
(認定)特定非営利活動法人ジャパンハート(東京都台東区、理事長・吉岡春菜、以下ジャパンハート)のファウンダー/最高顧問、吉岡秀人(小児外科医)は、このたび「第69回菊池寛賞」(主催・運営:日本文学振興会)を受賞することになりました。
今回の受賞について、日本文学振興会からは「ミャンマー、カンボジア、ラオスなど、まだ医療が行き届いていないアジアの貧困地域で、25年以上にわたり無償の医療支援を行う。コロナ禍の今も、みずから最前線で治療を続ける『継続する力』に」との評価をいただきました。
名誉ある本賞を受賞できたことは大変光栄で、吉岡ならびにスタッフ一同喜ばしく思っております。
【吉岡秀人のコメント】
この度は菊池寛賞という身に余る栄誉を頂き、感謝申し上げます。
自分の目の前で苦しんでいる人がいればきっと助けたい。それが貧困や紛争など不可抗力の理不尽な運命によって生み出された事が理解できるのならば尚更。そうやって気が付けば25年以上の時が過ぎ、多くの同じ思いの人たちの心に支えられながらここにたどり着きました。
この活動を始めた頃は、持続性がないと言われることが多かったけれど、今はこうして社会が認め、そして多くの後進が続いてくれている。これが時代の流れというものなのでしょう。なんとありがたいことかと感謝し、それを再び力に換えて今日もまた患者たちの目の前に立ち続けようと思います。
【菊池寛賞とは】
文藝春秋の創業者・菊池寛(明治21年~昭和23年)が日本文化の各方面に遺した功績を記念するための賞で、昭和28年から現在の形になりました。文学、映画・演劇、新聞、放送、出版、その他文化活動一般において、前年9月から8月までの1年間に、最も清新かつ創造的な業績をあげた人・団体、もしくは永年に亘り多大な貢献をした人・団体に贈られます。(日本文学振興会ウェブサイトより)
【吉岡秀人プロフィール】
大阪府立千里高等学校卒業。大分医科大学(現・大分大学)医学部卒業後、救急病院での勤務を経て、1995年秋から、ミャンマーに渡り医療支援を開始。2004年、「ジャパンハート」を設立し、短期間で海外の医療支援活動に参加できるスキームを構築。協力者を増やしていく。日本国内での離島・僻地への医療者派遣(RIKA job)や心の医療(SmileSmilePROJECT)も開始(2008~)。また、日本を含めたASEAN圏内で大規模自然災害が発生した際の医療支援活動にも着手(2008~)。その後、海外での活動はミャンマーからカンボジア(2009~)、ラオス(2013~)へと拡大した。2017年6月 、特定非営利活動法人ジャパンハート最高顧問に就任。現在も移動を続けながら、年間3分の2を海外の医療活動に充てている。
【特定非営利活動法人ジャパンハート】https://www.japanheart.org/
ジャパンハートは「医療の届かないところに医療を届ける」を理念に、国内外で無償の医療活動を行う認定NPO法人。1995年に小児外科医・吉岡秀人が単身ミャンマーで活動を開始して以来、現在はカンボジアやラオスなど東南アジア諸国で、小児がん手術などの高度医療を含む治療を年間約35,000件実施している。また、HIV[ジ堀1] 孤児など恵まれない子供たちに、教育機会を提供する児童養育施設も運営。国内では、小児がん患者家族の外出に医療者が同行するプロジェクトや、離島・僻地への医療者派遣、災害被災地への緊急救援事業を行っている。また、新型コロナウイルス感染症対策として、2021年10月現在、全国のべ89カ所のクラスター現場に医療チーム270名以上を派遣しているほか、全国700以上の医療機関・福祉施設へ200万枚のマスク等物資寄付、全国600以上の福祉施設への感染予防指導等を継続している。国際連合UNIATF Award 2020を日本から唯一受賞。
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認定NPO法人ジャパンハート