SDGs事例CASE

循環型社会を目指す、家具のサブスクリプションサービス「サブスクライフ」

「所有」から「利用」へ。環境負荷を低減する新たなビジネスモデルの挑戦

近年、世界的な環境意識の高まりとともに、サステナビリティは企業経営における重要なテーマとなっています。多くの企業が、環境負荷を低減するため、製品の製造から廃棄までのライフサイクル全体を見直し、従来のビジネスモデルの転換を図っています。特に、シェアリングエコノミーやサーキュラーエコノミーの考え方を取り入れた新しいビジネスモデルを展開しています。
私たちが展開する「サブスクライフ」は、高品質な家具・家電を月額定額で利用できるサブスクリプションサービスです。従来の「所有」という概念から「利用」へと消費形態を転換することで、資源の有効活用と環境負荷の低減を実現しています。

サステナブルな社会を支える3つの取り組み

1つ目は、製品寿命の最大化です。私たちのサブスクライフでは、Herman MillerやVitra、Knollなど、世界的に評価の高いブランド製品を取り扱っています。これらの製品は耐久性が高く、適切なメンテナンスを行うことで長期間の使用が可能です。商品代金をサブスクリプションで支払うことでブランド家具を利用することのハードルが下がり、長く愛用されることで、廃棄物の削減に貢献しています。

2つ目は、資源の循環利用の促進です。環境省の「一般廃棄物の排出及び処理状況等について」(2022年度)によると、日本では年間約170万トンもの家具が廃棄されており、その多くが再利用可能な状態にもかかわらず処分されています。私たちは、利用者が不要となった家具やメーカーの遊休在庫(B級品や倉庫に眠る廃盤品など)、ヴィンテージ家具を必要としている利用者へと提供することで、廃棄物の多くを削減することが可能です。この循環型のシステムにより、新規製造に伴う環境負荷を抑制するとともに、大量廃棄の社会課題解決にも貢献しています。

3つ目は、私たちのもう一つの事業である「ソーシャルインテリア オフィス構築支援」を通じた持続可能なワークスペース作りです。このサービスでは、オフィス家具を従来の「購入」ではなく「サブスクリプション」として利用することができ、企業の成長に合わせて柔軟に家具を調達できます。これにより、初期費用を抑えながら過剰な消費を抑制し、中古家具の活用も積極的に推進することで、環境に配慮したオフィスづくりを実現しています。

SDGs達成への具体的な貢献

私たちの取り組みは、SDGsの複数の目標達成に貢献しています。特に目標12「つくる責任 つかう責任」については、製品の長寿命化と循環利用の促進を通じて直接的な貢献を果たしています。また、目標11「住み続けられるまちづくりを」に関しても、持続可能な消費形態の提案を通じて、環境負荷の少ない都市の実現に寄与しています。
「よいものが、循環する社会へ」というミションのもと、私たちソーシャルインテリアは、環境に配慮した新しい家具利用の形を提案し続けています。この革新的なビジネスモデルは、持続可能な社会の実現に向けた一つの解決策として、今後さらなる注目を集めることが期待されます。

株式会社ソーシャルインテリア

URL:https://corp.socialinterior.com

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